PINKFOX 強制収容9

「一列に並べーーーっ!!!」
朝食前に美智子とその周りに寝っ転がっていた囚人たちは皆の前に立たされ、皆裸にされて1人一発ずつのケツバットをもらう。
「すみませんでしたっ!!」

バチイイッ!!

「よし、次ぃっ!!」
基本的に酒はいいがあまりにも図抜けた規律の乱れはどこでもご法度なのだ。
次々とドカチンで鍛え抜かれた赤焼けしたケツにバットを叩き込む護衛。
「ぐわっ!!」
「ヒィィーーーッ(泣)!!」
恐ろしく痛い。
彼らは拷問、イジメのプロだから相手の嫌がる事をやるのには天下一品なのだ。
目の前には痛さに耐えかね、ケツを押さえて犬のようにうずくまる屈強な男たちがいる。
「ぐ・・・・」
リョウタや純一もいて、あのリョウタでさえ痛さに体を弓のように伸ばし、ケツをさすって涙をたらしているのだ。
「!!・・・いってぇーっ(泣)!!!」
だが囚人たちはこんなこと日常茶飯事なので彼らを平気で茶化す。
「おいおいリョウターっ、チン○ンついてんのかよお前ギャハハハーッ!!」
「うっ、うっせえ!!マジで痛えんだってコレ(泣)」
そしてラストはピンクこと美智子。
護衛にパンツを取られ、スッポンポンにされた彼女の番になるとみんなやはりシーン・・・トなってしまう。
両手を頭の後ろにやる美智子。

うっわ・・エ、エロいなー・・・

昨日家族宣言をした彼女だがこれは男である以上どうしようもないだろう。
まあ、口にこそださないが・・・
「そらっ!!」

来る!・・・と歯を食いしばり目をつぶる美智子。

バチイイイーッ!!!

「痛っ(泣)!!ツ・・・・・」
渇いた金属音が食堂内に響いたが美智子はなれてるので弓のようにお尻を引き、前かがみになって両手でケツを
ティッシュでア○コを拭くように優しくさする。
少し涙は出たが両手をひざ小僧にやって数秒すると痛みが取れたのかまた直立する。
「・・・・すみませんでしたっ!!」
おー・・・
と歓声に変わる食堂。
野次も飛ぶ。
「おいおい美智子の方が打たれ強いぜリョウタくーん!!ちょっとポイントひくいぞーっ(苦笑)!!」
ドッと笑いが飛ぶ。
思わず口に手をやり笑う美智子。
とまどうリョウタ。
「ええ?・・・しゃーねーじゃん!俺より美智子の方がケツでっけえんじゃ・・・あ」
「な・ん・で・す・ってぇーっ!?もうっ(照)!!」
思わずリョウタを軽くペチッと叩く美智子。
「あははっ、ふ、夫婦ゲンカかよーっ(大笑)!!!」
食堂は大賑わいだ。
罰としてリョウタと美智子はもう一発ずつケツバットをもらうが痛さよりも楽しさが囚人たちを包み込む。
美智子も大人しい子だが慣れると意外と明るくて素でも普通なんで特に中年の囚人たちはまるで娘をからかうようで
おもしろかった。

「・・・・想像以上に子供だなあのピンクフォックスとか言うスパイは」
遠方から聞こえる笑い声を聞き、豪華な施設内専属の部屋で藤堂はつぶやく。
「す・・すみません体罰をやっている筈なんですが・・私がついていながら・・・誠に」
「いや・・・これでいいんじゃないか」
窓から食堂を見ながら藤堂は言う。
「あの女は・・・魔性の女ピンクフォックだからな。あの伝説の桃色狐。この程度の拷問でくたばったり自殺するよう
ならあの女はさ・・・」
振り向き、藤堂は護衛官に言う。
「きっと偽者だよ。」
(・・・それにしてもあの囚人食堂であの笑い声・・・・初めて聞く大きな声だ。いったいピンクフォックスはどんな術を
使ってあのアホども(囚人の事)と打ち解けたんだろう。金?いや・・持っていない。やはり・・・・あれか)
右手をアゴにやり藤堂は思いにふける。
「色という欲で・・・利用したんだろうな・・・ククク・・」

今日の午前中は島の漁師たちのお手伝い、という事でどうやらモリで魚を突いたり魚を獲ったりする作業で囚人たちも
この日はかなり楽しみらしい。
何故なら護衛がいず、責任者に漁師さんがつくという、いわゆるレンタルのお手伝いのようなものだからだ。
勿論、両手の銀の鎖ははずれないが漁師たちは皆明るく気さくで囚人たちとも仲がいい。
小さな漁港の真横に広がるエメラルドグリーンの海・・・
熱い日差しに香る潮風・・・
リョウタたちと歩きながら美智子はまるでリゾート気分で海を見ている。
(綺麗・・・・・・)
漁港についてある者は網を持ちある者はモリを、またある者は網の修復作業を手伝う。
島で獲った魚は役場主催のマーケットで売られたり干物にして島民に配られたり、あるいは本土への加工品として
島の巨大冷凍庫へ貯蔵されたりする。
そこで久々に彼女は女性たち(といってもおばちゃんだが)に出会う。
漁師のダンナと一緒に来ている人たちだ。
久しぶりに会う女性で彼女は少し嬉しくなった。
「こ、こんにちはっ!」
「・・おんやまぁー、こりゃ綺麗な子じゃねぇ。うちのダンナ大丈夫かねぇ(笑)!」
向こうにとっても珍しい若い女性なのでたちまち数人の女性の井戸端会議が出来たがおばちゃん達の思いは別にも
ある。
それは極度に若い女性の少ないこの島では彼女は宝物のようなものだし例えそれが囚人だったとしても親としては

・・・わたしのせがれの嫁に・・・

と考えてしまうのであった。
「でもアンタ・・・・頑張るんだよ・・辛くなったらいつでも来ていいんだよ・・・」
「んだんだ・・・それじゃあアマさんじゃからなあ(苦笑)」
おばちゃんたちは彼女のパンツをまざまざと凝視し言う。
(やだ・・・・・・・)
「しっかしあたいの若い頃見たいだねえ・・・いっひひひいい骨盤してるよアンタ・・・いい子が生まれるよぉ」
言うと美智子のケツを揉むおばちゃん連中の猛攻に彼女もタジタジ・・・
が、彼女のお目当てはいくらでもいる。
初日、漁港であったもう1人のリョウタや他の漁師たちは今日、彼女が来る事を知っていたから期待と不安でワクワク
して待っていたのだ。
特に若い漁師にはトップレス1枚だけの彼女は目に毒で、彼女を女神だと思ったり更にあのおばちゃん達同様、
結○を意識する奴もかなりいる。
気がつき、美智子は漁師のリョウタたちにあいさつした。
悔しがる囚人のリョウタたち。
「・・・・・あーあ・・やはりっちゅうか当然ちゅうか美智子、超人気者じゃん(悲)。今日はしょっぱい魚獲りになりそう
だよトホホ・・・」

美智子は最初、網の修復作業を漁師たちに囲まれて一通りしてから漁師に頼んでモリを借りる。
「だ、大丈夫かよアンタ」
モリの先っぽを指でつついてフフフと笑う美智子。
そして男物のランニングシャツも借りて美智子は漁港の先端からエイッとトビウオのように跳ねてジャバッ!と海に
入る。

綺麗・・・・・・・・

色とりどりの珊瑚やグッピーような熱帯魚やクマノミ・・・
(お食事サイズはどこかしら・・・)
更にブクブクッと潜っていくとタイ科の淡白そうな魚が・・・
狙いを定めてえいっ!とモリを出すも失敗。
中々むずかしい。
30分近くやって息も上がり、一匹も獲れない美智子に島の若い男子たちが格好いいところを見せようと彼女に
近づきコシを教える。
「魚を射抜くんじゃなくってさ・・・魚の進む前に射抜けば当たるよ・・」
「・・・・はい」
見よう見真似でやるとほんとに獲れた!!
「や・・やったーっ♪ありがとうございますっ(楽)!!」
はしゃぐ美智子と照れる島の若い漁師たち。
結局美智子は5、6匹の魚を見事獲ったが終了後、連れ戻しに来た護衛たちによって皆の前でビンタをまたまた
張られ、その場で謝罪させられる。
シーンとなる漁港。
「・・・護衛さん。何もそこまで・・・」
「そうだよ!この子が何をしたって言うんじゃ!!女の子のほっぺを」
「むごいことじゃ」
口々に文句を言いはじめる漁師やおばちゃんたち。
(・・・・ふん。普通の囚人には絶対こんな事言わなかったのにな・・・・やはり藤堂さんの言うとおり魔性の産業スパイ
ってわけか・・・)。
護衛はひるまず言う。
「・・・・・・・漁業組合の峰虎会長には了解を取っていますが何か?これ以上言うならこちらも会長にいってあなたたちを・・・いいんですかね?」
「そ・・それは・・・・・・むぅ」
「こ、困りますよ護衛さん・・・」
「あなたたちは何か勘違いしていませんか?ここの囚人たちは悪い事・・・それもハンパじゃない
あくどい事をしてここに連れてこられた。この女だってそうですよ!その罪を償い自分を見つめなおしてもらわないと
・・・違いますか?」
そう言われると漁師たちやおばちゃんたちは皆シーンとなった。
冷静に考えると確かに護衛のいう事は間違っていないからである。
美智子を見、護衛は言う。
「甘やかすのはこの女の為にはなりませんよ・・・・・・・・ほら!ピンクッ!!お前、泳ぎが得意だとか言ってるが
まだまだだっ!!これをつけて」
護衛が手にしているのは両手と両足にはめる5kgずつの重いリストバンドで、逃げないようにご丁寧に長いヒモまで
準備されていた。
「最低魚を20匹獲れっ!!出来なければ裸にして砂浜に磔だっ!!!」
無茶だ。
だが美智子は受けるしかなく、海に入っていった。

そして数時間後、彼女は海底の海草に足を絡まれ、気を失っているところを漁師たちに助けられ、陸に
上げられた。
当然そこには護衛たちがいて気絶している彼女の頬をひっぱたいておこそうとする。
「・・・あんたら・・いくらこの女性が悪い事をしたっちゅうてもちと・・・ひどすぎやせんかね」
すると漁師を止める手が。
起きた美智子だ。
「い・・いいのよおじさ・・ん。悪いの・・は私だも・・の・・・・・護衛さん・・・さ、晒してくだ・・さい私を砂浜に・・・・・
罰はうけます・・・・く」
「しかしなぁお嬢ちゃん・・・」
「漁師さん。これがこの女の今までのテなんですよ。男にコビを売り同情をかうとんでもないメスなんですよ。
うっかり同情すると噛まれますよ。フフフ」
「・・・おじさん・・護衛さんの言うとおりです。私は・・・今まで沢山の男の人を騙してきてここに・・きたんです。
だから」
美智子は漁師を真剣に見つめ、言う。
「同情しないで下さい・・・」
(ふん、あいかわらずわざとらしい演技しやがって)
「ほらっ、立てよさっそくご自慢のエロいボディーを磔にしてやるから!!」

こうして美智子はまるで公開処刑のように砂浜に差し込まれた木の十字架に裸で磔にされ、晒された。
その姿は小麦色に焼けた綺麗なマーメイドのようでもあり、何故か彼女の瞳は晒されているにも関わらず
燐としていた。
沢山のギャラリーの中、護衛は言う。
「この女は魚獲りも何も出来ない能無し女だ!それは今まで沢山の男たちをこの」
言うと護衛は持っている棒で美智子のツンっとたった乳首とア○コを棒で突つき、言う。
「嫌らしい体で骨抜きにし続ける事しかしてきてないからだ!!沢山の人を騙してお金を騙し取っていたから
だ!!!」
これだけの事を言われるとさすがに外野の漁師たちはザワつきはじめた。
美智子はただ絶えるしかなく、この後の晒されている時間は彼女にとって非常に辛いものになったに
違いない。
「そういえばこの子・・・」
「ありえる・・・・でよ」
「都会から来たし・・・・ヒソヒソ」
それでも絶えようと思ったのは同じ囚人たちとの誓いがあったからである。
牛後、リョウタたちが今日の作業を終えて美智子の元に集まってきていた。
それは彼女を励ましたいからに他ならなかったが、その報告を聞いた藤堂はついに1つの決断を下す。
「・・・・・もう遊んではいられないな。ストレートに魔性の女、ピンクフォックスをおいつめるか」
こうして磔を終えた彼女は宿舎ではなく藤堂のあの部屋へむかった・・・



                                                          10へ続く